オーディションについて学ぼう

合格するためのボイスサンプル

声優のオーディションは、声質や演技力を確認しなければいけませんから、実際に参加者の声を聞いてみなければいけません。でも大勢の人が応募するので実際に来てもらい一人ずつ確認する時間はありません。
そこで最初の審査として行われるのがボイスサンプル審査です。規定の台本を読んだ声を録音し、データを送ると音響監督など審査に携わる人が確認します。それでも数百人以上は参加することになりますから、生半可なことでは記憶に残りません。
声優の仕事を得るためにも、ボイスサンプルでは、幅広い演技ができることをアピールするためにいろいろなタイプの声を使い分けるようにしましょう。
また、意外と重要なのは自分の名前を正しく聞き取れるようにすること、そしてそのときには明るい印象を持ってもらうように高い声にしておくことです。後は録音する環境も整えてみましょう。
自宅で収録するときには外から雑音が入らないようにダンボールでも良いので防音室をつくっておくと便利です。あとはマイクもスマホではなく専用のマイクとポップガードを使うほうが声がクリアになります。

無所属でも声優オーディションを受けることができる

アニメやドラマCD、映画などの吹き替えのために声優を募集していることがありますが、こういったオーディションは無所属でも受けることができるものがあります。
プロダクションや養成所に所属していなければ受験資格がないと思われがちですが、どこにも所属していない場合でも受けられるケースがあるので安心して良いでしょう。
もちろん、プロダクションや養成所に在籍している人のほうが基礎ができているだろうと評価されることが多いですが、実力や才能があると感じられた場合は、無所属であっても合格をもらうことができます。
声優になるためにはプロダクションなどに在籍していることが必須だと思っている人が多いですが、実は所属していなくてもオーディションが受けられると知っておきましょう。
募集条件によって応募することができるかどうかは変わってくるので、事前に応募資格を満たしているかどうかしっかりとチェックしてから挑戦するようにしてください。